Tagoo アルファロイド

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親記事 アルファロイド
タイトル
おたのもーす
日付Mon Oct 10 07:05:47 2005  
書いた人コメント一覧ZL <planetary_titan_sushiya@hotmail.com>

「ロボのかっこよさ」って何だろう。いろいろなメカが装着でき、いろいろな
強い攻撃が可能である事にちがいない。オリャァ。この『α-ROID』をプレ
イしながら、そのような思いがよぎります。
強力なマシーンを駆る楽しさは、なかなかゲームでは味わえません。正味
強力
だとゲームが簡単になるからで、本当は強いけどやられた、という事に落
ち着いた挙句、基本スペックの自慢話が始まることに。これがロボの宿命
というやつです(ほんまかいな)。

この作品のロボは宇宙空間でのハイパーな中・近距離射撃戦と、地表上
でのスポーティーな空手勝負の両方に抜群の力を発揮します。アニメなど
を見て、ときどき「このメカが人間の形をまねて作られる必要がどこにある
んだ?」と首をひねりたくなることはよくありますが、『アルファロイド』世界
のロボの場合、あのようなフォルムが重要であることは一目瞭然。 そこが
まずエライ。そして、空手バトルの際には飛び道具を使わないというフェア
プレー精神に拍手。しかしその勝負には見返りがあって、勝利すると追加
装備がもらえます。この律儀なロボは、3択で1つだけを取るんですねえ。
 とにかくこの装備がうれしい。2ウェイ、5ウェイのサブ・ビームや連射装置、
ソリッド・ボディ(よくわからん)、アクセラレータの類、旅の素浪人が中盤に
繰り出す秘剣のような二重レーザーなど、雑多なものが10種類程度あり、
それぞれのカテゴリーの拡張スロット(?)に収まってゆきます。
宇宙空間においては、こうした各デバイスの支援なしには苦戦必死のロボ
が、パワーアップをめざして空手アクションに向かい、強まったり、ドツボに
はまったり、というのが『アルファロイド』の図式ということになります。

ゲームデザインがあまりにも意欲満点すぎて、こちらが拍子抜けしてしまう
怪作として、たとえば『パイパニック』のような作品にも通じるハイ・インパクト
な一本。シューティングとしての出来も、格闘アクションの出来も、評価不能
のまま、勢いで押し切られそうな空気が漂います。暴走するロマン。
でもひとつだけ言えるのは、自分はこのゲームを「シューティング」として、あ
るいは「格闘アクション」として遊ぶのではない、ということ。
「素手で格闘もしたりするシューティング」の世界を楽しむためにプレイする。
遊びながら、「もったいない」とか「イカスー」とか「わからん」といった言葉を、
ロボに浴びせます。お前は正真正銘の、れっきとしたロボだなあ、と。


当初、この文章は【レイディアント・シルバー・カラテカ】という
タイトルにしようと決めていたのですが、COLOR15,4,4さんが
”ロイド系”の傑作として、『アウトロイド』や『ウォーロイド』を紹介
されていたので、「ボクも混ぜれー」という感じの題にしました。
(【道場破りロボはトコロテンレーザーの夢を見るか】ってのもアリかもね)
まあ、いいヤツだし、楽しいゲームです。


おすすめ度 : ★★★
視聴率の低いロボアニメ感 : ★★★★★
醍醐味 : ★★★★
スットコなファイト度 : ★★★★
全体の躍動感 : ★★★+0.5
リスタート機の窮状 : ★★★★
敵キャラのバリエーション : ★★★
「OID(オイド)系」に加入希望スル : (参照『エクゾイドZ』)
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このレビューに対するコメント
  1. Re:おたのもーす (コメント一覧COLOR 15,4,4)



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