有名なMSX2初のゲームです。
でも、現在の目で見るとかなり辛いモノがありますな。
「1ドットのエクスタシー」という奇怪なキャッチを
覚えている方も多いでしょう。
ハードウェアスクロールやスプライトの衝突判定、
VRAMロジカルオペレーションなど、
MSX2のハードウェアに新しく備わった機能を余す所無く、
むしろ強引に使っています。
そんな開発者特有のマニアックな喜びに溢れたプログラミングが
微笑ましいアクセントになっています。
ゲームそのものは『宇宙の広さ』を必要以上に感じさせる
寂しいものです(ある意味リアルだ)。
装備選択をミスるとクリア不能になったりする悲しい面もあります。
まだメガロムが無かったために1DDディスクを採用していますが、
タイトルCGが入りきらずにカセットテープに入っているという
謎めいた仕様になっているそうな。
後にTAKERUで買った私は混乱したものです。
このあたり、もはや時代の為せるワザとしか言いようのないシロモノでした。
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