このゲームに興味を持って買ったのは確か93年頃TAKERUでだった。
ロードス島戦記は発売直後に買っていたのだが、先に発売されたラプラスの
方が綺麗で、しかもアクセスが少なく速かったのは非常にショックだった。
戦闘だけではなく、調査の過程で怖い事が起きると精神力が減り、ゼロで発
狂というのが非常に怖くて良かった。絵を調べて恐怖、逆さ十字で恐怖、
そしてこんな幽霊屋敷でベッドに何かが寝ているのを見つけた時の恐怖とい
ったら。発狂したキャラを治療しに訪れる教会の、黄昏れた曲もたまらない
魅力だ。そういえば、MSXのゲームはFM音源の曲があまり好きではない
(PSGの方が好き)ものが多かったが、このゲームはFM音源の曲が非常
に良かったと思う。しかし、なんと言ってもこのゲームの特徴は、絶望的な
難易度の高さだろう。キャラクターはすぐ死んだり発狂するし武器も壊れる
上に敵は金を落とさない。敵から逃げればすぐに道に迷うし、脱出しようと
も館の扉は3Fの鐘を鳴らさないと開いてくれない。マッピングしないでク
リアするのは不可能と思われるほど複雑でイベントてんこもりのラプラス
城。全滅したパーティの回収はウィザードリィよりも困難だ。キャラがロス
トするイベントはWizよりも豊富で多彩だし。それでも、経験を積み(プレー
ヤーが)、キャラクターを強化して行けばなんとかなるバランスも凄い。ウ
ェザートップ館からひいひい言いながら逃げ帰って来ていたキャラ達がいつ
の間にか広大なラプラス城を歩き回れるようになっているのだ。焦りは禁
物。リスクに見合うようなリターンはこのゲームにはなかなか転がっていな
い。じっくり、ゆっくり進めよう。「進んだ分だけ、帰り道も長くなる」と
言うことを肝に銘じて。見てるだけRPGに飽きた人は是非とも挑戦してほ
しい。アドバイスを下に書き込んでおく。どうしても詰まってしまった人
は、「Shinの雑記帳」というHPを探してみるといい。
P.S.でも、キャラメイクが楽しくて、いつまでもだらだらとやってしま
う。顔がなかなか好みのにならないんだよな。
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