Tagoo 1942

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親記事 1942
タイトル
えぇ、そんなぁ/時節感のない話
日付Wed Jan 1 00:26:19 2020  
書いた人コメント一覧ZL <konoya60dx@msn.com>

先日、秋の夜長に、『1942』を最後までプレイしてみようと思い、
このカートリッジ(MSX版)を取り出しました。
近頃はMSX2の代わりに、MSX(1)仕様の本体がメイン機として定位置にあることが増えました。
このマシン配置にすることで『D-DAY』も『チャンピオンバルダーダッシュ』も『サンダーボール
も、そして『銀河漂流バイファム』(そうでした・・)等も、即座にプレイできる体勢に。
とはいえ実際にはあまり、プレイしていない・・おいおい・・
むしろ逆にMSX2専用ソフトが段々気になってくる始末。もうなんというか。
そうです。普通にサターン用のモニターを横にして置いておけば、『レイヤーセクション』やら
『バツグン』などがやりたくなり、じゃあ縦置きにしましょうと倒してみれば今度はあなた、
『蒼穹紅蓮隊』とか『メタルブラック』などがにわかに気になってきてしまうのです。
これはいけません、何の話かといえばそう、
本作にはMSX版とMSX2版があるのですが、現在私は、このMSX版の方だけを所有している状態。
かつては真逆で、MSX2版だけを所持し、遊びながら「MSX版はグラフィックが落ちるぶん、
動きがスムーズだったりするんだろうな」などと未だ見ぬMSX版について想像を膨らませて
いたものです。
こんな私ですから、「今はMSX版しかない」となれば、MSX2版が恋しくなるのが必定。
しかしながら「絶対にそうだろ」、と言われると「んなこた ないもん」となる、へそ曲がり
オブ・ザ・イヤー。とはいえ、MSX版を素直にプレイしてみる私をほめてあげるべきかも・・
すみません。話長いですね。

まあ『1942』を最後までプレイするとして、まず問題なのが「時間が掛かる」という点。
30面以上もある上に普通に考えて何箇所かで行き詰まってコンティニュー祭り状態が想定
されるので、ものすごい長丁場になるのです。ただ考えてみると、ものすごく道のりが
長いシューティングで、終わりがあるタイトルというのは少数派でもあり、やはり
そういうゲームにはしつこく挑戦意欲を抱かされてしまうのです。
モチベーションは重要なんです。ただひたすら、どこまでもプレイするのは、
ほとんど修行みたいなもので、できることならお師匠さんに、いや「ゲームそれ自体」に
ちゃんと見ていてもらいたい(笑)。たとえば、
『エクセリオン』は1万点で残機が追加されたあと、いわば半放置状態になります。
プレイヤーの孤独な戦いがそこから始まるのですが、できることならば、どこかに到達
目標をおいて欲しいと思うのです。この場合はエクステンドとなりますが、50万点だろうが
100万点だろうが、それがあるのと無いのとでは、モチベーションに大きく差が出るよう
に感じませんか?古いゲームがひとまとめにされて「リメイクされる対象」としてみられ
ているとすれば それは残念なことです。実際はそれぞれのタイトルが小さな、
そして大きな嬉しさのために、ほんのわずかな「追加仕様」を欲しているにすぎないのか
も知れないのです。話がそれましたが。
結論から言うと、今回私は『1942』を最後までプレイすることに成功しました。
率直に言って、けっこう面白かった・・・。

せっかくだからやるか、みたいな軽い気持ちでやり始めたこのMSX1版は、以前に想像していた
ものよりもちょっとガッカリな出来の移植、という印象を持っていました。最大のポイントは
敵の弾がスプライトではなく、グラフィックキャラクタとして表示されている事でしょう。
チラつきの末に見えない弾になるよりはと、頭では理解したつもりになっても、カクカク
移動する様子は、結構ヘビーなもの。その他の点を見ても、MSX2版と比べればあれやらこれやら
見劣りしている雰囲気なのですが、この敵弾に関しては本当に思い切った仕様だなと今でも
感じさせられます。
シューティングゲームって、「自機のショット」よりも「敵の弾」の方に対して、より繊細
な処理を求めていくのがアプローチとして常道に近いじゃないですか。射角を固定した砲台
からの攻撃や、相手を見ていない予定された射撃、射出速度との兼ね合いで極力不自然に見え
ないようもって行くことは、オリジナル作品ならば可能かもしれませんが、本作では画面上の
あらゆる位置からの攻撃が想定されます。敵機多数、弾多数、いやはやであります。

MSX2はMSXの上位互換に位置する機種です。でも内実は御存知のようにもう少し複雑です。
アクションやシューティングでは大体において、MSX版のほうがデキが良いというイメージがあって、
それはMSX2という機種が「上位機種らしい」グラフィックを出そうと頑張れば頑張るほど、
主に処理の軽快さの面で劣ってしまうという、ありがちなケースが物語っていたわけですが、
『1942』の場合はMSXであることのデメリットの方がメリットを上回っちゃった一例、と
いうことなのでしょう。
しかし今回、プレイしていて思いましたが、それには慣れました。
そりゃあそんなに長時間やってりゃ多少は慣れるだろうとか、最後までプレイできたもんだから
(おそらく個人的に『1942』初の全面クリア)それで気を良くしたんだろうとか言われ
ても仕方がない。
まあともかく慣れましたのです。で、続編とかよりもこの最初の『1942』を選んでしまう理由とか、
いろいろと考え気づいたことなどもありました。
このゲーム、背景は本当に背景でしかなく、流れていくただの絵で、目標となる地上物もない。
プレイヤーの敵はすべて航空機で同一レベルの高度にあり、その大群との闘いが全てです。
面ごとに、空母から発進して帰還するその繰り返しを延々とやりながらも、敵キャラクターの
バリエーション豊かな機動やフォーメーション、長丁場ゆえに把握の難しい出現パターン、
これらがシンプルなベースのゲームシステム上でうまく噛みあい、機能している。
たぶんMSX版は、MSX2版やその他の多くのバージョンよりも、いくぶん簡単になっているのでは
ないかと思います。ほぼ半日つぶれるのを覚悟して挑んだものの、思っていたよりは早く終われ
たのはきっとそのせいでしょう。敵弾をグラフィックにした分、攻撃が比較的やわらかい、のか
もしれません。
ただ敵機の動き自体はしっかりしていて、ここを頑張ったMSX版というのが、ちょっと可愛く
思えるのは私の悪いクセなのでしょうか。減色処理された背景の上に、単色スプライトの敵機が
文字通りウヨウヨと飛び回って、画面上を右から左から上から下から出たり入ったり・・
火力が劣るので、やり過ごす前提での、このごちゃごちゃとした感覚、好きです。
(このあたり、カプコンらしい部分かなと思いますね)プレイしていて
画面づくりのトータルでのバランスはもしかしてMSX版のほうが、MSX2版よりも上か?
とか思ったり・・
スコアと残機表示のある一番上のライン、ここの仕様がMSX2とMSX1では明らかに異なって
いるのですが、MSX2版のこの部分って若干ぎこちないんですよ。べつに表示しなくても構わ
ないよって言いたくなる箇所だけに気になってたのですが、MSX版はその点、とくに問題は感じ
られず。ここも評価したい部分といえましょう。


全くなんの関係もありませんが、広大無辺を誇るTagoo空間のソフト検索で「そんな」を検索すると
なにもヒットせず、「こんな」を検索すると『グラディウス2』が出てきます。
「あんな」では『軽井沢誘拐案内』と『早乙女学園入学案内』が、そして「どんな」では
一寸法師のどんなもんだい』と『マドンナの誘惑』が、それぞれヒットいたしました。
ちなみに「アスキー」で検索しても、結果の中に『1942』は2本とも含まれていない。
この空間は関連ワードによって、より濃くなっていくのだ。これぞまさにTagoo空間である。
きみも引きずり込まれてみないか!
(2019年12月31日現在)

追記 本作はMSX2版とMSX版がありますが、MSX版は一部のタイトルのような
「MSX専用」ではありません。(MSX2でもプレイが可能です)



中キャラの不思議な存在感(しかも周囲に溶け込んでいる): ★★★
そうだ「宙返り」を忘れていた : ★★
偵察機がいる : ★★★
動ける範囲は見掛けより せまい : ★★
空母があっち向いてたり煙はいてたら雰囲気でます : ★★ (参照 バンゲリングベイ)
コンティニューの決断はお早めに : ★★★
パワーアップ要素が弱いのでミスしてもリカバーは利く : ★★★
欲しいパワーアップはほとんど来ません : ★★
ほぼ背景に溶け込む敵機の光学迷彩感 : ★★★
やや邪魔っぽい爆発サウンド : ★★
プレイするほどになじむ感じ : ★★★★

鎮守府一週間 出入り禁止 : ★★★
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