Tagoo バトルシップ・クラプトンII

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親記事 バトルシップ・クラプトンII
タイトル
単色ってカラフルなんだ
日付Wed Nov 3 03:43:14 2004  
書いた人コメント一覧ZL <planetary_titan_sushiya@hotmail.com>

数年前にたまたま購入し、MSX熱を取り戻したきっかけに
すこし噛んでいたソフト。初期のものとはいえ、T&Eに歴
史あり、スターアーサー伝説に脱線あり、そしてボスキャラ
は毎回いっしょというチープさが先にたちます。
そんなソフトですが、楽しめました。
殺気のない敵からの予定的な攻撃は「至近距離安全協定」が
未締結なため、緊張感はまあまああります。しかし、単色の
敵機が、各機好き勝手なカラーリングでどんどん現れてくる
のがとにかくおかしくて、「おお、米屋のチャチャチャ!!」
などと思わず口走ってしまいました。画面上はたいへん賑や
かな雰囲気。なのに敵はほとんど同じやつ。
スプライトをセロファンにたとえたBASICの入門書の世
界そのままですが、そこはプロフェッショナルの作品、軽快
な操作感はプレイ意欲をあたためてくれています。
そして何より、20世紀の末にこれをプレイして感じたのが、
「シルエットとしてのスプライトの良さ」という物で、デザ
インが進化する一方で表舞台からは消えて行った要素です。
シューティングのキャラクターはすべて単色にすべきだ、と
か言うことではなくて、モノの輪郭を前面に出すことで動き
が生きてくる(場合もある)し、単に絵的な都合で自機が大
きくなってしまったり、当たり判定が大雑把だったりするよ
りは少なくともゲーム的に優れた選択肢だと思うわけです。
本作品のスプライトが「いかすシルエット」かというと、実
はそうでもないのですが、弾をかわす感触、1ドットのエク
スタシーは既にここにあり。大げさかな(弱気)。
フラッシュスプラッシュ」「スペーストラブル」系統
の最古クラスに収まるかと思われます。単色ハートフル系。

おすすめ度:★★★
難度上昇性:★★★
使命度:★

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