Tagoo ターボート

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親記事 ターボート
タイトル
環状の河川めぐり
日付Wed May 18 04:04:28 2005  
書いた人コメント一覧ZL <planetary_titan_sushiya@hotmail.com>

『ターボート』は『SASA』や『ポパック・ザ・フィッシュ』など多くの
MSXソフトを手がけたマス・ティールの作品。ひと癖はあるけど、ふた癖は
ないという、不思議な「らしさ」のあるメーカーだと思っています。凝ってる
部分といえばビジュアルとか操作感だったりするけど、ゲームの難易度曲線の
コントロールに関しては放棄している感じというか、悪く言えば打算的な印象
があります。プレイヤーは底なしの沼に浸かった思いで、行ける所までもぐって
引き返すといった具合。でも、これはこれでいいんです。ゲームセンター的な
つれなさ、ひとときの駆け引きの世界でいいんです。

本作『ターボート』は3つのゲームレベルがあり、上級になるにつれて障害物や
新手の敵などが追加されますが、やっていることは同じです。
このチョウのようなターボートさんをスイスイ動かせるようになれるかが重要な
ポイント。レースゲームよろしく加速させるとブォォンとうなりをあげて爆走、
水上のモンスターと化すターボートさんですが、このゲームの場合、自機が高速
移動するだけでなく、ステージまでもがよりスルスルと流れてしまうので、衝突
を避けるためには早め早めの対応が大事です。カーソルの左右で向きを変え、加
速操作で前進するというコントロール体系なので、思い通りに動かせるようにな
ると、なかなか楽しいものがあります。弾よけひとつとっても、進行方向の軸を
弾とずらしてから、加速もしくは自然後退を利用して行います。1面では発砲が
可能で、ターボートさんは強い!というイメージが湧きますが、あとの2面では
逃げの一手を強要されるターボートさん。アタリのアーケードゲーム、「ロード
ブラスターズ」に少しだけ近い感じもしますが、より近いといえばアタリの携帯
ゲーム機リンクス用として出ていた「HYDRA(ハイドラ)」でしょう。川を
さかのぼるルートがそのままステージ、敵が行く先行く先にバッチリ待ち構えて
いるという構図は、そっくりです。最強ウェポンを気取ってみても、重要なミッ
ションを背負っていても、所詮ボートは水の上でしか生きられません。「HYD
RA」のほうはその自覚がうすいのか、派手にアクションを繰り広げているので、
バカっぽさが満開となっております。
ターボートさんは黙して語らず。風情を感じます。
ちなみに、アーケードレベル(LEVEL3)では、岸壁に当たるとミスになります。
「停泊砲で狙い撃ち」戦法が封じられ、けっこうきびしい道のり。

周囲に攻撃ができ(ターボートは扇状の範囲ですが)、操作に独自の感覚を要す
るゲームとして、空=『TIME PILOT』、海=『ターボート』と挙げるなら
ば、「陸」は何になるでしょう?『フロントライン』では脆弱すぎ、かといって
忍者プリンセス』ではハイパーすぎ(笑)ます。ここは『影の伝説』でどう
でしょう。これらをまとめて「バタ足シューティング」と勝手に呼ぶことにします。

おすすめ度: ★★★
ボート・アクション: ★★★
ふかしサウンド: ★★★
ビバ!イルミネーション 峅萍椋絃紊料査ランプ」: ★★★★
ターボ搭載のまえに船体強化を: ★★★



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