MSX初の本格的現代戦シュミレーション。六角形ヘックスも初採用じゃなかったかな。
何しろ無印時代の大戦略だから兵器ユニットも少なく、国別生産型もなかったが、当時はこれで十分だった。軍事マニアでなければこれくらいの方が取っつきやすくていいかもしれない。ゲームシステム的にはこの時点でほぼ完成しているので、シュミレーションゲームの入門編として今でも十分通用する内容だ。
当時、この手のタイプのゲームが好きな人はMSXという低価格パソコン、しかもROMで供給されたのは朗報だったろう。何しろ先行発売されていた98シリーズがフルセットで40万というご時世だったので、10分の1以下の値段で同じ内容なら文句はないはずだ。
思考ルーチンが遅いとか間抜けだとかいう意見もあるが、CPUの間抜けさは多機種版も変わらないし、システムソフトのオリジナル版はほとんどベーシックで組まれていたから、すべてプログラムをMSX用に書き直してくれたマイクロキャビンにむしろ感謝すべきかもしれない。
現在までシリーズ化されているだけあって文句なしの名作
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