実は、魔城シリーズを立て続けにレビューしているのですが、
どのシリーズも全くシステムが違うシリーズモノって他にあまり例が
無いような気がします。これって大きい。
コナミが手がけたMSX1ソフトでは屈指の美しい画面でしょう。
マニュアルに登場人物全員のプロフィールが載ってたのが笑えるが、
同時にヒントになってるのがイカす。
先代まで割とギリシャ方面の神話色が強かったのに、
今回は中途半端な中世ヨーロッパ感が漂っています。DQの影響でしょうかね。
これまでのシリアス感とはうって変わって、馬鹿なネタのオンパレード。
個人的に好きなのは主人公が意味も無く「考える」コマンドを使った時。
主人公「オーストラリアの哺乳類、後ろ足が発達していて、高くジャンプできる。
メスは腹に袋を持ち、子供をそこに入れて育てる。」
ブタ子「怒るわよ、それは考えるじゃなくて、カンガルー!」
主人公「なーんや、それ!」
・・・この作品で初めてコナミが関西系の会社だと知りました。
気になったのは、パスワードで保存すると、全てのアイテムが消えてました。
ADVなのでとーぜんアイテムの再入手など出来るわけも無く、
途方にくれたのを覚えています。止む無く友人からデータレコーダを借りて
やっとクリアできました。
ボス戦はどれも緊迫して面白かったのですね。プーヤンのパロディが笑えました。
あと、大きな魔女との対決は、悲しいボス敵のエピソードとして印象に残っています。
意外にもラスボスは名前も顔も覚えていない・・・
エンディングはしっかり覚えているんだけど。
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