発売はハドソンだが開発はコンパイルとのことで、かなり楽しめる。
ゲームのストーリーは、麻薬組織撲滅のために東南アジアに送りこまれた5人の戦士「JAGUR 5」が戦うというもの。
MSX1の末期に発売されたこともあって、操作性及びゲームデザインともに良好。最大5人でパーティーを組めるのだが、全く処理落ちしないのはさすがコンパイル制作といったところ。最終決戦では画面を埋め尽くす銃撃戦が味わえる。
演出としてはランボーチックな東南アジアの退廃的な雰囲気と、MSX1の原色バリバリな色使いがマッチしていい感じ。情報屋のお姉さんのワキを強調したグラフィクが忘れられない。
ハドソンが儲かっていたのか「極秘資料」と名がついた各キャラのプロフィールが梱包されていたり、怪しげなコスプレのパッケ写真だったりと結構豪華。「極秘資料」にはご丁寧にも「敵の手に渡る前に、この文書を燃やしてからプレイのこと」との但し書きが。
個人的な感想としては、アヘン畑を焼切るイベントで使用する火炎放射器が超イカス感じで好きだった。しかし残念ながら火炎放射器は対人では使用できず、麻薬を焼く時しか使用できない。残念無念
ボス戦はスト2(というかイーガー皇帝に近い感じ)みたいな一騎打ちになる。ここら辺はなかなか凝っているが、敵のキャラ付けが不明なのでいまいち盛り上がらない。
最後に容量不足で力尽きたか、エンディングが手抜き過ぎる。各キャラが立っていただけに、その後のストーリーが気になる。女性キャラもいたし
しかしMSXのオリジナルタイトルとしては相当面白い。ネットでもあまり情報がないゲームだが、是非プレイしてほしい作品。
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