範馬刃牙のオヤジとは無関係だが、こちらも暴力度では負けていない。機動歩兵や重装甲戦車がゴミのように破壊されていくのは、地下トーナメントで暴れる勇次郎を彷彿とさせる。
真面目にコメントすると、このゲームの原作はアメリカの著名なゲームデザイナーであるスティーブ・ジャクソン氏が制作したボードゲームであり、その頃から独創的なシステムと世界観で注目されていた。しかしプレイに10時間以上かかることから、これを手軽にプレイできるようにとコンピューターゲームとして移植されたのが本作だ。戦術シュミレーションであるのにも関わらず、不平等な戦力差があるのはその頃の名残だ。
純粋にパソコンゲームとしてみた場合、やはり大味な戦闘システムやリファインされていないインターフェイスなど、洋ゲー独特の取っつきにくさはあるがものの、味方をオーガーの予想進路に設置し、わざと踏みつぶさせてキャタピラを破壊させるなどという、日本人では絶対に思いつかないゲームシステムは現在でも斬新だ。
聞くところによると、鬼才スティーブ・ジャクソン氏の経営するSJG社は、ボードゲームの衰退によって同業他社が次々と倒産する中で2008年現在もしぶとく生き残り、相変わらず狂ったゲームを製作しているという。
以前から思っていたのだが、版権を取ってオーガをゴジラに書き換え、自軍を自衛隊にしてリメイクすれば売れんじゃないだろうか。メカゴジラとか隠しキャラにして(笑)
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