小学生のころだった
親父の知り合いの子供から貸して貰ったのである。
お隣がおすそ分けする、無為の善意といった感じでだ。
親父「借りてきたよ、○○」
「アドベンチャーゲーム?!動物がでてくるなぁ」
別に自分としては興味があるわけではなかった。
怠け者の私としては、謎解きなど忍耐が続くはずもなかった。
が、借りたい以上、なんとなくやっていた。
すこし興味が乗ってきたそのときに言われたのだ。
「そろそろ返して」
「・・・乗ってきたところなのに」
最初の安易に借りた事が、自分に跳ね返ってきました。
自分じゃなく、親父が無理くり借りてきたのではありますが。
外界からの洗礼を受けたブツでした。
内容は薄味です。
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