Tagoo チャンピオンアイスホッケー

レビュー詳細 紹介ページ

親記事 チャンピオンアイスホッケー
タイトル
あつくるしいホッケー
日付Tue May 31 03:43:51 2005  
書いた人コメント一覧ZL <planetary_titan_sushiya@hotmail.com>

MSXのスポーツ・ゲーム最高峰をうかがう『チャンピオン・アイス
ホッケー』は、4対4の変則ルールながらも、スプライト同士が火花
を散らす熱いソフトです。かぎりなく他の球技に近いスポーツながら、
スティックをつかい、パックを滑らせるようにはこび、体をぶつけ合っ
て奪い合いをするというアイスホッケーの特徴がうまい具合にゲーム
化されています。慣性の働くコントロールのため必要以上に指に力が
入ってしまってジョイパッドを酷使することになりますが、そういえ
ば十字ゴムは最近手に入りにくくなりましたねえ、みなさんはいかが
お過ごしでしょうか、と気を逸らしておいてシューツ(シュート)。
ゴォール、「ズボオオォォォ」(観客のリアクション)。

 サッカーでいうオフサイドのイメージに近いファールはありますが、
フィールドの四方が壁に囲まれているのでラインアウトはなく、常に
オンプレイであることから、パックは常にあちらこちらをさまよって、
選手たちとの位置関係により多様なプレイシーンが期待できるしくみ
になっています。これはゲームシステム面の配慮という点から見ても
好ましく、確実にゲームの面白さにつながっています。
キーパー正面へのシュートは確実にブロックされるので、角度をつけ
たいところですが、スティックを左右に振ることによってシュートの
ポイントを変えながら至近距離で打つか、ファーサイドをねらっての
ロングシュートか‥。キーパーは弾くだけ、外しても跳ね返ってくる
のでゴール前は時間が経つにつれ混沌としてきます。フィールドプレ
イヤーが3人ずつというのは実に妥当な数字だと舌を巻く泥仕合加減。
スティックを重ねることで「かすめ取る」か、タックルでルーズボー
ル(ルーズパックか?)を誘うか、距離を置いてカウンターに備えて
おくか‥。氷の上のアナログ感あふれるプレイ、そういえば、セガの
チャンピオン剣道』もポニーから出てるけど、あれも熱いですね。
とスキをうかがってシューツ。ゴーール。「ズボオオォォォ」。

卑怯なシュートといえば、ゴールのスミぎりぎりにひっかけるような
やつを打つと、キーパーなす術なくゴール。なるべくこれには頼らず
に勝てるようになりたいですね。2人対戦では特に御注意。
難易度が3つのランクに分かれていますが、いずれも3ピリオド終了
時に「NICE」と表示されてスパッとゲームオーバー。そっけないっ
たらありゃあしません。『スペースインベーダー』よろしく文字を拾
いに戻ってくる氷上作業車が唯一のお茶目さんです。

おすすめ度: ★★★
熱中度: ★★★★
サウンド: ★★★+0.5
CPUのパスワークもお茶目さんです: ★★★
引用する

このレビューに対するコメント
まだ登録されていません。



戻る
Copyright(c) 1998-2024 Mackchie All rights reserved.
mackchie@gmail.com