とある方のタレこみで1990年8月にダンジョンキッドという、3DのダンジョンRPGコンストラクションソフトをファミコンで開発していた模様(発売はクエスト)
「簡単にRPGを作成できる」という触れ込みだったが、ターボファイル出ないとセーブできない、上下キーで1文字ずつ選んでいかなければならないなど、出来はお察しくださいという感じ。しかもスーパーファミコン発売直前と言うこともあり、セールスも振るわなかった模様。
しかしボーステック社からクエストに再編された流れなのか、伝説のオウガバトルで一躍有名になる岩田匡治氏が曲を担当しており、この部分だけはクオリティが高い。同じ岩田匡治氏が担当した『レリクス 暗黒要塞』からの流用楽曲があったりする。
ちなみに簡単なサンプルゲーム『古城の魔法使い』が標準で遊べるようになっている。説明書の中でゲーム中には全く必要がない様々な設定が書かれているが、いかにも中二病っぽい誇大妄想的な内容で、ピクセル魂は健在と言ったところ。
どうもその後ピクセルのスタッフはクエストに吸収されて消滅したような気がするが、確証はありません。情報を追っていたら、ファミコン界の老舗HPに「メーカーの中でもっともマイナーの部類に入ると思われる会社。まったく不明。 」と書かれている始末。
1990年と言えば2月にMSXでも偉大なるRPGツクールの始祖にあたるDanteが発売されたが、そんな時期にこんなソフトが発売されているなんてちっとも知りませんでした。
しかし2021年になってもこんな全く必要のない知識だけが増えていくことに、危機感を覚えるわたくしサイボーグMSXでした。今日もキャンドゥーニンジャの新攻略法とか・・
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