MSXから少し離れていて、久しぶりに戻ってくるときに、そのきっかけになってくれるようなソフトは結構あるように思いますが、これもそのひとつ。
50円玉を3枚くらい持ってゲームセンターに行き、どれで遊ぶか選んでいる時間というのは、それ自体がもう娯楽なのですが、それでも自分が実際に
プレイする楽しさは別格で、「どこまで行けるか」「どれだけ続けられるか」といったこちらの目的に真っ向からゲームが逆らってくる、どんどん
逆らってくるのをこちらが回避し継続の権利を得る、そうした瞬間の連続の濃密さを昔のゲームは今に伝えているように思うのです(ながい)。
給油のあり方とか、遊び方の幅とか、そういった所で見たときに、たとえば『F1スピリット』などと比べて古く見られてしまうかもしれません。
しかし「ワンコインのひととき」としての強さは、もしかしたら今でもその辺のソフトより上だったりするのかもしれないなと思いました。
あと、ステージ開始時の見取り図の表示が、エスエヌケイの「TANK」みたいで良い。
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