実在の犯罪事件を題材にした推理アドベンチャー。
貴方は刑事コロンダとなり、怪人100面相と対決、事件解決を目指す。
今の時代では不謹慎の謗りを受けかねないが、16色グラフィックで
描かれた画面のせいか、登場人物のキャラ的なものの為か、
全体的にはコミカルな雰囲気に仕上がっている。
ゲームは事件発生、身代金受け渡し、犯人追跡、推理、逮捕等の
要素から成り立つ。
日本語コマンド入力だが、難しい場面ではヒントが出るので、
その点では親切な作り。
(テープ媒体でオホーツクに消ゆと同じ分割ロード+パスワード制だが、
このパスワードもさり気なく次シーンのヒントになっていたりする)
謎解きの方では、場面によっては若干唐突な所があるが、
上記ヒントが参考になるので、難易度としては易しい方か。
また、ゲームの途中で毒入り菓子を画面上で選んで撤去する場面や、
犯人を問い詰める(決定的な供述を引き出さないと先に進めない)
場面等、様々な試みが見受けられる。
(この後、同社から発売された白と黒の伝説シリーズでも、ゲームの
途中にアクション要素があったりする)、
ゲームでは最後の方に○馬○○や○光○○が出てくる、お遊び的な
部分があるが、少し蛇足な感じも。
エンディングは1つだが、マルチエンディングを思わせる終わり方
(いわゆる大団円ではない終わり方)
なので、もしかしたら続編を作る予定でもあったのだろうか?
現物の入手は困難だが、プロジェクトEGGでWindowsで遊べる物が
販売されてるので、興味ある方は是非プレイして貰いたい。
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