じつは、コナミのMSXゲームで1・2を争うほど好きなソフト。(争っているのはキングコング2)
月刊マイコンにレビューが載っていて、なんだか気になっていたけど、当時持っていたのはMZ1500。
時は流れ、FS−A1を手に入れた頃には時代はメガロムでMSX2。どこにも売っていなかった。
20世紀も終わりの頃、場末の中古ゲーム屋で、3本組くらいで売っていたのを手に入れたような気がする。
ナムコで例えると、マッピーやディグダグのような、気が向いたらサクっと始められる手軽さが良い。
コナミだと、ロードファイターやコレがそんな感じ。グラディウス2のような、気合いが要らない。
画面写真やパッケージを見る限り、平面アクションゲームみたいに見えるんだけど、シューティング。
縦シューで、デフォルトで前後に撃ち分けられるのって結構珍しいと思う。(メガドラのエレメンタルマスターとか)
ショットがハートでメルヘンチック。音楽も、背景もメルヘンチック。ドット単位スクロールに驚くが、
なんで後発の魔城伝説で出来なくなってしまったのだろう。
移動範囲は5ラインのみで、んん、なんだかビームライダーみたいだ。
垣根の切れ目で隣のラインに移動できて、移動中にもショットは撃てる。コレは結構だいじ。
横移動が制限されている場所はツラいけど、横移動に制限の無い、垣根の無い場所はもっと大変。
背景の垣根が奇麗に描かれていて、ステージ最後の分岐で行った先の背景がガラっと変わって・・・なんでモアイ?
コナミのモアイの伝統って、いつから始まったのだろう。
色々考えると、今のゲームハードでは絶対に出そうに無いタイプのゲーム。
この頃は、どんどんハードの性能が上がっていって、ゲームもどんどんやれることが増えていったが、
こういうやれることに制限があるゲームもいいものだな、としみじみ思ったりする。
制限があるから、メリハリが生まれる。制限があるから、二律背反が起きる。
まあ、結構あっさり死にやすいゲームなんで、すぐに残機が減るんだけど、結構すぐエクステンドする。
発売当時を考えても、結構地味目なゲームだったんじゃないかな、と思うけど、その地味さがまた好きだ。
月刊マイコンのレビューを読まなかったら、きっと手に取らなかったと思うので、もういちど、
「ピポルスのレビュー載せてくれてありがとう!月刊マイコン!」
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