「いっぱいのコーヒーがあなたにひとときのきゅうそくをくれる。」
トラック野郎、しかも運送業、というイメージだけで馬鹿にする
友人がいたが、その実非常に楽しい名作。
意外に恐ろしい高速道路、しつこく追い回してくる警察、追加燃料タンクや
ねずみ取りレーダー、
など、車を運転したことのない年齢の私たちにとって、それまでのレースゲームなどとは
違った意味で車を乗り回す、車をチューンアップする楽しさを、非常に上手に
抽出してデフォルメして見せてくれたアイデアと作りに感服。
酒を飲んで高速ランプに飛び込むのが一番楽で速いというのはマズイが。
さらに外国を思わせるパッケージに反して純粋に日本列島が舞台であり、
自分の住んでいる都道府県に必ず行くことが出来るのも魅力の一つであっただろう。
私はこの上もない田舎出身だが、このゲームでは一応舗装された道だったのが
嬉しかった(笑)。
さらに言えばその各都道府県のマップがそれぞれ微妙に異なり、時間ぎりぎりだと
迷ったりする上に、日本地図のマップでは目標地点のポイントは真北に
表示されているのになぜか上に進んでも行き止まり!というなんとも
絶妙な「迷路」が作ってあるのも見事だったと思う。
エンディングがしっかりあり、しかも最後にオチまでつくという・・・。
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