初代では「リアル・シナモン博士」に過ぎなかった、
ペトロビッチが大進化を遂げた傑作(笑)。
野暮を承知で言えば、彼の開発した二足歩行型の核発射兵器って工学的には
あまり現実味ないんですよね。歩行させる手間考えたら、車輪やキャタピラ移動
のほうが遥かに安定している。ましてや2では砂漠地帯が舞台な訳で、
地盤の弱さから簡単にひっくり返って歩行不能に陥るだろうし…
それでもまさかそこいらの戦車やヘリが最終ボスというわけにもいかないでしょうし、
永遠の敵役としてはこんな設定も已む無しといったところなのかなぁ。
内容に関しては言うこと無しです。モールス信号を使った暗号通信や
パッケージ写真を使った無線コード連絡が面白かったなぁ。
そして歴代スネークシリーズの中で外せないバカキャラ、
ランニングマンの存在抜きにはこの作品は語れません。
あいつとは何度戦っても笑えます。
何だよ、「毒ガス室に誘き出し、閉じ込めて、自分はガスマスクを付けて
ひたすら相手がガスで死ぬまで逃げ回る」って(笑)。
しかも敵の前で全力疾走して見せて、息切れしてやがんの。
コナミは必ずと言っていいほどマジな世界にギャグを飛ばしてメリハリを
つけていますが、このシリーズはこの傾向が特に強く出ていたと思います。
マジ敵としては、ハインドDの緊迫感は半端じゃなかった。
1の頃は殆ど雑魚キャラだったので最初は舐めてかかったのですが、
あっと言う間に機銃で蜂の巣にされました。
最初だけでかい本体をみせて、実際の攻撃は影のみという演出&工夫に
敬意を表したいと思います。
あーいくら語っても語りつくせない!
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