確かこのゲームの発売当時、雑誌ではグラディウス2の情報が飛び交っており、
その影に隠れるような感じであんまり注目されていなかったような気がする。
自分もあんまり気にかけていなかったが、店頭で見て欲しくなり買ったところ、
大当たりだった。
ゲームとしては、アクションゲームで潜入モノというのが凄く珍しかった。(AVGならともかく)
極力発見されてはならず、画面を切り替えたらとりあえず様子をみる、というのは新しかった。
見張りの視界が極めて狭く、簡単に死角から近づけてしまうのはご愛敬だが、難易度を
考えるとこんなものだろうか。
戦闘してもメリットは無く、ムダを省いた行動で先に進む展開はパズルゲーム的であるが、
ボス戦等でちゃんと戦闘の見せ場を作っている点も良い。(尤も、当時のコナミのゲームは
シューティング以外だとボスキャラがかなり弱かった感じがする)
武器も個性の強いモノが多く、使い分けも楽しかった。
また、BGMも曲数こそ少ないが、名曲揃いで2よりも良く感じる。
ラストに向けてわき上がるBIGBOSSへの不信感の煽り方や、全然役に立たないけど
妙に存在感を感じるジェニファー(だったっけ?)との交信等、無線の存在も上手い。
予想はしていたが、やはりショックだったラストや、時間との勝負の脱出時の選択等、
非常にEDを見たときの達成感のあるゲームだった。
個人的には、ゲームとして見た場合、わかりやすさや操作性の点で、2よりもこちらに
軍配を上げたい。
|